2XKOのゲーム性とおすすめコントローラー

格ゲーを楽しむには大きく3つの方法があります。
それぞれの特徴について解説します。

・レバー(スティック)
・パッド
・レバーレス

レバーは、一番古くからある格闘ゲーム用のコントローラー。
もともとはアーケードゲームに採用されていた機構です。
ゲームセンターの筐体で使われていたものを、家庭用に移植しました。
日本やアメリカを中心に、ベテランの格ゲーマーやプロゲーマーが使っているコントローラー
格ゲーは、日本でゲーセン文化が発祥です。ゲーム筐体が置かれた日本国内では主流。輸入されたアメリカでも親しまれたスタイルです。

余談ですが、あの棒状の方向入力するシステムを、日本ではレバーと言いますが、海外では Stick (スティック) と呼びます。

 

パッドは、いわゆる家庭用ゲーム機に標準で付属するコントローラー。
Switchでいうプロコン、XBoxでいう Elite2、PlayStasion5で言う DualSense。
これらは、USBや無線でパソコンでも使用できます。
20代を中心に若い世代でつかわれる。実は最もプレイヤー数が多いのもこれ。
プロゲーマーでも使用数が一番多い
日米以外の強豪国。フランスでも多いです。

レバーレスは近年注目されているコントローラー。
キーボードのように指を全部使えるのが特徴。

キーボードでも格闘ゲームは出来ます。ただ、2XKOで快適に遊べるかというと疑問が残ります。ラピッドトリガー搭載なら可能だと考えています。理由は最後まで読んでもらえたら分かっていただけるはず。

 

2XKOのゲーム性

2XKOは、2vs2の2D対戦ゲームになると発表されています。2キャラ・3キャラをスイッチして戦う格ゲーです。
これに近いシステムは、
 Ultimate Marvel vs Capcom 3 (略称:UMvC3)、
 ドラゴンボールファイターズ(略称:DBFZ)です。

また、前にダッシュしたり、敵を浮き上がらせてコンボしたり、GuiltyGearStrive や グラブルバーサスも近いゲーム性です。

今、格ゲー界隈で最も流行っているストリートファイター6。
その次に流行っている鉄拳8。
2XKOはどちらとも大きく異なるゲーム性です。
スト6ではレバーレス・ヒットボックスコントローラーが流行っていますが、2XKOのゲーム性には適さないです。

まだ、わかりませんが敵を高く吹き飛ばす技もあるので、
空中コンボやジャンプ中の技も増えていくと思われます。
そうするとより、レバーやアナログスティックが強いゲーム性になります。

常に大きくキャラを前後に動かす。ダッシュ・バックステップ、走り。こういう激しい方向キー入力をするゲームでは、レバーやパッドのアナログスティックの方が有利です。

一番ゲーム性が違いと予想される UMvC3では、ほとんどのプレイヤーがパッドです。次に多いのがレバーです。

現にGGSTは日本勢が強いゲームですが、3月21~23日に開催される世界大会に出場する3選手のデバイスは、
御傍 Obsidian2(レバー)、ちゅらら(自作レバーレス/通称アフガンコン)、Leo.(レバー)

GGSTも2022年にレバーレスブームが来ました。その時は、JUNK FOODというメーカーの SnackBoxMicroという小さいレバーレスコントローラーが流行りました。でも、すぐにレバーやパッドにみんな戻りました。

DBFZは日本の強豪はSF6に移行しましたが、海外ではまだまだ人気です。
2023年ワールドツアー優勝したアメリカ Hikari選手は 旧型のObsidian白(レバー)
Hikari選手は、2023EVOも優勝し、今一番強いDBFZプレイヤーです。
2位だったフランス Wade は PS5コントローラーです。
ちなみにドラゴンボールで日本が強かった時代 GO1(2019王者)、かずのこ(2018王者)、ふぇんりっち(2022王者、2018 2位)。全員レバーコントローラーです。

DBFZは、とにかくレバーとパッドが強いです。

つまり、2XKOは、ヒットボックス型より、レバーやパッドが強いコントローラーになると見込んでいます。
これから格ゲーをやる人にレバーはおすすめしにくいので、ずばりパッドが強いゲームです。
日本ではあまりなじみがありませんが、パッドは世界的にも利用者が多く、5000円前後と安く、反応速度も速い最強デバイスです。

 

オススメのコントローラー(パッド)

・PS5純正 DualSense

とにかく安い。4個5個買ってもアケコンより安いです。アケコンはメンテすればずっと使えるといいますが、実はパッドの方が楽だし安いです。

・Victrix Pro BFG

Xbox Elite2

・PowerA

この4つくらいで予算と相談して始めるのがおすすめ。

おすすめのアケコン

・Victrix Pro-FS

・Hori ファイティングスティックα

・Qanba Drone2/Titan/Obsidian2

おすすめのレバーレス

ゲーム性的には運用がむずかしいですが、とにかく反応が早いレバーレス。ボタン幅の小さい指の動きが少なくて済むものは、ギリギリ運用できます。

・Razer Kitsune
(キツネはボタンがちょっと大きい、反応は最高速レベル)
・Haute42
とにかく小さくて運指が楽
・PunkWorkshop

王道

元祖ヒットボックスはデカすぎるし、基盤が古くて、カスタムなしでは使えないと思った方がいいです。

 

キーボードはラピッドトリガーが必須です。
2XKOのゲーム性は、A+A や D+Dを連続入力が必要になります。
素早く戻って、入力できないと対応できません。

LoLみたいに1回発動したらクールタイムとにかく連打して1回出ればいいみたいな雑な入力だと無理です。普通のゲーミングキーボードはアケコンのボタンより深く押せるため、連打には向きません。その点ラピッドトリガーは、リセットする位置も浅く設定できるので連続入力に向いています。

 

【用語解説】Project L (プロジェクトエル)

Project Lは、 2キャラ vs 2キャラの格闘ゲームの名称です。
プレイヤーが2人対2人ではなく、
プレイヤー1人が2キャラをスイッチしながら戦うシステムです。

このシステムで代表的なゲームは、Marvel vs Capcom ですが、いまの日本ではプレイヤーが凄く少ないです。日本でも馴染みがあるのは 3対3の ドラゴンボールファイターズ。DBFZに近いゲーム性です。

今の Fighting Games Communityは、ストリートファイター6>鉄拳8>その他の格ゲーという状況ですが、特にアメリカの格闘ゲーマーに人気の高い 「Marvel vs Capcom」 を意識したゲームになりそうです。DBFZはヨーロッパで人気が高いので、Project Lは、北米市場・EU諸国を意識したゲームになると見越しています。

2022年8月2日に最初の発表されました。内容は、Riot Gamesで格ゲー作ってます。LoLのキャラクターを使った 2対2です。

Project Lは、2024年2月23日に正式なゲーム名が「2XKO (ツーエックスケーオー)」に決定した発表された。

正式名称発表と同時に、正式リリースが2025年になることも発表された。
最初の発表から4年、ゲームの開発進捗の発表としては異例のスローペース。

実際のゲーム開発で時間がかかることは有っても、
最初の発表から4年もかかるのは何かトラブルがあったのか?
正式リリースは楽しみだが、不安もある。